仕事で高砂中学校の授業に参加した&ブラウザゲームを作った
先日仕事の一環で、高砂中学校の職業体験授業に「Webクリエイター」なる枠で参加してきました。
事前準備の時、会社のメンバーとWebの仕事を分かりやすく伝えるには何がベストかという話になり、ブラウザゲームでも作ればとりあえず楽しいのではという、結論に至りました。それで作ったのが笑顔グランプリなるゲームです。Google Cloud Vision APIを使ったゲームで、ぼくは企画とバックエンドを担当しました。
ここでは、ゲームの簡単な解説、APIを触ってみた所感、授業に参加した感想の3つを書いていこうと思います。
笑顔グランプリ
コンセプトは、"人間ではなく機械が「いいね!」をしてくれる。"
自撮り写真をiPhoneからアップロードし、制限時間以内に機械が判定するいいね!数を競うというゲームです。
笑顔のスコア化には、写真の喜び度合いが取得できるGoogle Cloud Vision APIの「Face Detection」の機能を使っています。喜び度(joyLikelihood)が5段階でとれるので、PHP側でスコア化し保存します。上位15件にはいれば、ランキング画面を更新するというもの。
技術的には全然大したことしてないんだけどね。
Vision APIを触ってみた所感
Vision APIは精度がすごい
「Face Detection」では、細かい顔のパーツの座標(目頭の座標や口角の座標など)、顔の角度、喜怒哀楽の5段階が取れます。試しに23人映った集合写真をFace Detectionにかけてみましたが、ちゃんと23人分の情報が返ってきたり、新聞をOCRにかけると、ほぼ間違いなくテキスト情報で返してくれたり、かなりの精度。さすがGoogle....!!
Vision APIの他機能
- Label Detection(写真の名前判定)
- Landmark Detection(建物の名称判定と緯度経度の情報)
- Explicit Content Detection(不適切なコンテンツかどうか)
- Logo Detection(企業ロゴの判定)
- Image Attributes(主張色や差し色などの判定)
- OCR(写真上の文字をテキスト情報化)
精度が気になる方は公式サイトの中部にデモがあるので、やってみてください。
https://cloud.google.com/vision/