「構造」の再発見記

インタラクティヴとかに興味がある京都の学生

そもそもソフトウェアライセンスがあるのか

 ソフトウェアも知的財産の一つであり、制作者/発明者を守ることで(文化/技術の発展を守るために必要だから)




サーベイした最終的な所感

MIT
本ライセンスの明示が必要なだけ。好きにしてよい。


Apache License 2.0
 GLPでは、ソースコードを開示する必要があるが、このライセンスは変更箇所のみ公開すればOK


GPL
 改変した場合ソースコードを公開しないといけない。(他の人がソースコードを見れないといけない。)バイナリだけはダメ。


Public Domain
 何もしなくてOK

よく使うやつのツールのライセンス

 使ってないやつも一応みてみた。


openFrameworks
 MIT


WordPress
 GPL


gcc
 GPL


Msys
 WinのAPIを利用するヘッダーファイルはパブリックドメイン


OpenGL
 SGI Free Software License B Version 2.0(MITベースらしい)。


Tensor Flow
 Apache 2.0 License


ffmpeg
 LPGL2.1以降


mp3 format
 パブリックドメイン(2017年4月に満了したらしい)
コードをそのまんま使うと著作権ライセンスが発生するらしいが、独自開発では自由に利用可能になった。
この辺エモいかもしれない。https://www.mp3-history.com/



mp4 format
 書き出すだけなら支払い不要。DVDに焼くなどして配布すると支払い(パテント料)が必要。とのこと。
一般的には、販売価格にそれを含めてしまうらしい。
https://forums.adobe.com/thread/1978510



H.264 codec
 BSD

 開発者都合からしたら、全部MITでいいじゃん便利だしと思うかもしれない。権利周りなど、大人な事情もあるけど、やっぱりルールや仕組みがグラデーションを持つことはきっと大事なんだねと、

 WPの開発者のマット・マレンウェッグ曰く「WordPressは、GPLにもかかわらず、既存のものをベースにした開発がブラックホールに吸い込まれることなく共有されることでさらに良いイノベーションが派生する」とインタビューで答えている。





ライセンスによっては、共存できないパターンもあるらしい
https://www.gnu.org/licenses/license-list.ja.html#SoftwareLicenses

たくさんあるオープンソースライセンスのそれぞれの特徴のまとめ
https://qiita.com/tukiyo3/items/58b8b3f51e9dc8e96886

「マンガ「知財の歴史」- 「知財」にまつわる歴史的なエピソードを紹介 -」(特許庁
https://www.jpo.go.jp/torikumi/hiroba/files/manga_chizai/all_201711.pdf