「構造」の再発見記

インタラクティヴとかに興味がある京都の学生

TensorFlowのiOS版をビルドしてみただけ

 TensorFlowがiOSを公式サポートしたみたい。


 「チョットキカイガクシュウシテミタイ」、「カンキョウコウチクモカネタイ」と思い、でExampleをビルドしてみましたよん、という話です。


 堤さんのこの記事に従ってビルド→実機インストールできました。かなりスムーズに行けまして、デモ映像を共有します。
TensorFlowにiOSサポートが追加されたそうなので試してみた - Qiita

デモ映像

www.youtube.com



所感

サンプルのモデルはとりあえずのレベル

 メガネを聴診器と判断したり、ペンをドライバーと認識したりモデルとしてはお試し的なレベルでした。
しかしモデルの容量がこれで、この速度なのかと。なんかリアルタイム処理の機械学習の入り口に立てた気がしました。

作るものによっては、消費電力の考慮は必須か

 サンプル実行中、めっちゃiPhone熱くなりました。20分で10%ほど消費する勢い。(Pokemon Goかよ。。。。)そのため、消費電力も考慮しなければいけないのなと思いました。後述するGPUアクセラレートの実装で改善されそうな気がします。

パフォーマンスの最適化はまだとのこと

 公式サポートされるようになりましたが、GPUアクセラレートはまだ未対応?とのことです。今後GPUアクセラレートが実装されると思います。


つまずいたところ

特になし!

あえて言うなら、ビルド中にlibtoolがなくて、失敗したくらい。以下をやって解決しました。
あとXcode 7.3じゃないとTensorFlowのiOSビルドができなかったので、OSがYosemiteの人は要アップデートです。


1. libtoolをインストール

brew install libtool

2. bash_profileを編集

vim ~/.bash_profile

以下を追記

export PATH=$PATH:/usr/local/Cellar/libtool/2.4.6/bin

3. bash_profileを更新

source ~/.bash_profile


再び、tensorflow/contrib/makefile/build_all_ios.shでビルド完了




yuma