「構造」の再発見記

インタラクティヴとかに興味がある京都の学生

【Satellite CCRMA】インストール

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今回は、Satellite CCRMAのインストールまでの手順を紹介します。以下大体の流れ。

  1. Satellite CCRMAをダウンロード
  2. SDカードをFATでフォーマット
  3. 正しくDLされたか、ターミナルでチェック
  4. ターミナルを使いSDカードに焼く
  5. 完成!!

 

 

 

 1.Satellite CCRMAをダウンロード

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 Satellite CCRMAは、Raspberry Piで電子音楽的なプロジェクトの為に最適化されたDebianベースのディストリビューション。予めArduino, Pd-extended, Faust, Audacityなどがインストールされてている。PdとArduinoの連携が非常に簡単なこと、オートスタートスクリプト機能などがメリットかと思います。

 サイトの「microSDHC card image」をクリック任意の場所にダウンロードします。(私はデスクトップ)

 

 

2.SDカードをFATでフォーマット

 使用するSDカードは、16GB以上class10以上が推奨されます。

使用する前にディスクユーティリティでFATにフォーマット。 

 

 

 

 

3.正しくDLされたかターミナルでチェック

ダウンロードが完了、解凍する前にターミナルで以下のコマンドを叩く

md5 SatelliteCCRMA_Rpi_v0.99.5.dd

 しばらくするとアルファベットと数字の羅列32文字が出力されます。この群と以下の英数字群が一緒か確認してください。同じであれば、そのまま解凍。異なる場合は、DL中に何らかのアクシデントが起きたことになるので、もう一回ダウンロードし直す。

 0.995→0683216ff579a3e4e401f800668ee16f




 

 

4.SDカードに焼く

df

 ターミナルでdfコマンドを実行。すると、以下のような情報が出てくる。※8GBのSDを使用

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 ここで、挿入されたSDカードのパーティションを確認します。僕の環境では/dev/disk1s1がSDカードの第一パーティションの情報です。SDカード自体は、/dev/disk1です。環境によっては、以下のように微妙に名前が違います。ちなみに、上の/dev/disk0s2はMac内蔵のHDDです。

第一パーティション

SDカード本体

/dev/disk2s1

/dev/disk2

/dev/disk3s1

/dev/disk3

/dev/disk4s1

/dev/disk4








 

 

◇第一パーティションをアンマウント

diskutil unmountDisk /dev/disk1s1 

 アンマウントに成功するとUnmount of all volumes on disk1 was successfulと表示されます。再び、dfを打ち、SDカードが項目から消えているか確認。

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ちゃんと消えていますね。





 

 

 

◇SDカードにSatellite CCRMAを書き込む

cd Desktop/

 解凍したファイルがあるディレクトリまで移動。僕は、デスクトップにファイルを置いてるのでDesktop/ ダウンロードにある場合は、Downloads/。

sudo dd if=SatelliteCCRMA_RPi_v0.99.5.dd  of=/dev/disk1 bs=1m

 ファイル名保存場所のSDカードを指定してください。ブロックサイズとは、一度にSDカードに送る容量を指定するものらしいです。デフォルトでは512KBらしい。これがないとはんぱない書き込み時間になります。

 パスワードを聞かれるので、管理者パスワードを入力。すると、MacがSDカードへの書き込み作業を開始します。





 

 

 

 

 

5.完成!!

無事焼き終ると、bootというSDカードイメージが出来上がってるはず。

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出来上がったbootはこんな感じ

(※sudo killall -INFO dd で進捗の確認もできます)

 

 

 これで、Satellite CCRMAのインストールは完了です。

 Raspberry PiとPCをイーサネットで接続、以下のサイトを参考にリモート操作できるようにします。

参考:Raspberry PiでPdを動かす(3) | Pure Data Japan

 

 

 


次回は、ArduinoとPd-extendedの連携やります〜。

 

 

参考

How To Get Satellite CCRMA - CCRMA Wiki

Raspberry PiでPdを動かす(2) | Pure Data Japan